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61815年以上受検しては不合格だった、技術士に昨年合格しました。
去年の受検では、書ききった感はあったのですが、1問題意を取り違えた事にすぐに気づき、たぶん不合格だと肩を落として翌日、単身赴任先の気仙沼に戻りました。
その日の朝、不思議な夢を見ました。
気仙沼湾の奥から、水を滴り落としながら銀色に光る龍が、ぬらぬらと低い雲の中に昇っていく夢でした。
妙になまめかしく、リアルな夢を見て目覚めました。
ひょっとして、合格するのか。そんな予感がよぎりましたが、もう絶対合格しないと思い込んでいた超難関試験。大事な筆記試験の設問の1つを題意を間違っていたことが分かっていましたので、気のせいだと思うことにしました。
実は、私の母方の祖父は鍼灸師だったのですが、独学で国家試験に合格した人で、血のション便が出るまで勉強したそうです。その祖父が国家試験に合格したときは朝方、鶴が飛ぶ夢を見たのだと、祖母から聞かされていました。そのため、祖母は「鶴」というものをとても大事にしていました。
なので、もしも自分が技術士に合格するときは、自分も鶴が飛ぶ夢をか、何らかの夢の予兆があるのではと思っていました。そして、試験の2日後に昇龍の夢を見たわけです。
それから3ヶ月後に届いた結果通知は、見事筆記試験合格の封筒でした。
翌月の口頭試験も順調に終えて、3月には無事、技術士となりました。
さて、昇り龍の夢の効果ですが、それは合格通知が終わりではありませんでした。
同期の中でも結構早い時期に課長に昇格したまま、何年も足踏みをして来ました。しかし、4月には次長昇進。社内外からは多くの方々にお祝い(金)を頂き、会社からは20万円の報奨金。これで終わりかと思ったら、夏の創立記念日にはこれまでの実績を認めて頂いて、功労賞としては珍しい個人表彰を受けました。
いったいどこまで昇っていくのかと思うと、逆に怖い気がしています。
昇り龍の夢は見たくて見られる夢ではないのだと思いますが、昇龍の夢は開運の兆しというのは本当のようです。
自分自身は、一之宮巡りを趣味にしていますし、他の同年代に比べると信仰心や、仏心はある方だと思いますが、これも母方の祖母の影響です。
少なくとも祖母の代からの信仰心がないと、なかなか龍には会えないのではと考えています。そう思うと今の自分があるのは、祖母や先祖のおかげと感謝の気持ちを忘れてはならないと思っています。