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252こういうお話は私にはどちらも理解できるお話なんです。
まず、精神が正常でない人=危ない人だと思ってませんか?
違いますよ?
まあ、確かに危ない人も含まれるかもしれませんが、
分かりやすい精神の疾患では、善悪の判断がつかないというのがあります。
だから同じことを繰り返す可能性が高い。
でもよく考えて下さい。「善悪の判断がつかない」のです。
従って、説明をしても「理解はできません」。
そうなると社会生活そのものが送れないということになり、
社会から隔離しない限りは安心できません。
もうひとつ、まれなケースを。多重人格というものです。
仮に殺人を犯した人がいて、その人が多重人格だと医学的に認められれば
責任能力は問われないというものです。
しかしこのケースについては、多重人格になった過程に
幼い頃の自分の生活環境が大きく影響していることが多く、
人格を分けたのは紛れもないその人自身。
果たしてこの場合、「責任能力がない」と断言できるのか?
私には甚だ疑問に思えます。
このように、精神を患っている人の犯罪にも色んなケースがあり、
ひとくくりにこうだ、罪の重さはこうだと決めつけられないので難しい。
疑わしきは罰せずという日本の風習もありますから、
精神を患っている人の犯罪には基本的に一律の基準を
設けたのではないでしょうか。
ただ、被害者の関係者としてはこれも難しいところで、
相手の精神がどうだとか以前にその人がその手で犯した罪を
何故法で裁けないのか?という気持ちも理解でき、
双方なかなか話は進展しないでしょうね。
以上、専門的な知識はありませんが、私なりの率直な気持ちです。