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39 ハチミツさんへ
「くろんぼ」の話
多分ハチミツさんの想像は合ってると思いますよ。
黒砂糖でできてる、外側がちょっと固めな感じの麩菓子(のようなもの)を私も「くろんぼ」とか「くろんぼう」とか呼んでいました。
私の実家のすぐ傍にあった駄菓子屋さん・・・
おばさんの足腰の調子が思わしくなくて、入院したというのは聞いていたんですが
(おばさんも息子さん一家も家同士で仲が良かったので・・・)
入院中に痴呆の症状が出始めてしまって・・・足腰の状態が悪いせいもありましたし、やはり採算が合わないという事もあり、お店を閉めてしまうしか方法がなかったとかで
去年閉店してしまいました。
その頃にはもう誰が誰だかもわからなくなってしまっていたそうです。
私が上の娘が産まれて連れていった時はとても喜んでくれて
下の娘も歩けるようになって、娘と3人で買い物に出掛けた時は
買ったお菓子を袋に入れてくれながら「お金はいいからね。これはおばちゃんから○○ちゃんと○○ちゃんにプレゼント♪」って渡してくれて。
私の成長も喜んでくれてたけど、娘達の成長も楽しみにしていてくれたおばちゃんに会えないのかと思うととても淋しいです。
実は・・・旦那の実家は6年くらい前までずっとお菓子屋さんでした。
駄菓子屋さんに小さな商店がくっついた感じのお店でした。
閉店したのは、借りていた店舗の家賃が上がり・・・そうでなくても苦しかった経営が上手くいかなくなってしまったから。
義両親も年を取ってしまって、なかなか思うように動けなくなってきた事も理由の片隅にあったような気がします。
新婚当初の私はお店の片付けを手伝っていて、すごく淋しいなと思いました。
・・・そんなに長い期間ではなかったけど、旦那と付き合うようになってから時々お店番をする義母のところへ顔を出したり、旦那が長期出張で地元にいない時でもお店に出掛けて義母とお話したりお土産もらったりしていたお店でした。
最近の義両親の言葉の中に
「もうちょっと頑張ってお店を続けていれば、○○と○○(うちの娘達)にお菓子を選ばせてあげられたのにねぇ・・・」
というのがあります。
義姉のところの子供達は小学生だったし、お店でお菓子をたくさん買って帰ったりという経験があるのですが
うちの娘達にはさせてやれなかったとぽつりと言われます。
やっぱり駄菓子屋さんにも高齢化の波がドッと押し寄せているのかな・・・。
なんだか暗い話になっちゃってごめんなさいね m(_ _)m