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1060おへそについて多く書かれているのでそれについて書きます。私は高校3年生の初めから付き合っている彼女がいます。付き合い始めたとき、彼女がこう言いました。「おへその穴きれいに掃除してあげるからね。おへそのゴマほじくらないでおいてね、私がほじくりたいから」 私のへそはお腹の表面に縦線1センチ程度の切れ目を入れたような線べそで、中にはゴマもひだも皺もなく、小指を入れるのもやっとの大きさで、小豆1粒がかろうじて入るようなへそでした。もちろん、自分のへそに激しいコンプレックスを感じていました。「付き合っていたらおへそ見せあうの当たり前でしょ」と言われ、初めてお互いのへそを見せあいました。彼女は驚いた顔をしました。何これ?どうして閉じているの?どうしてゴマがないの?どうしてひだや皺がないの?どうして小指も入らないような小さなへそなの?これで楽しめるの?彼女は「おへそイコール、ゴマの入った壺」と考えていたし、彼女のおへそはまん丸の丸べそで、大きくて深くて皺もひだもあり、輪郭のしっかりした、ゴマがいっぱい詰まったへそだったからです。他の人にも同じようなものを期待するのは当たり前でしょう。彼女の顔から微笑みが消え、まるで見てはならないものを見てしまったかのように、ピンク色のほほが白くなるのが分かりました。でも彼女はすぐに言いました。「○○さん、無理することないのよ、私はそんなこと少しも気にしないわ、そんなことは2人が一緒に生きていくのに何の妨げにもならないでしょ、私は○○さんの中身に惚れたのよ」
私のコンプレックスはすぐに消え、彼女のへそごまを全部食べました。へそゴマは垢の塊で汚いものなどと言われていますが、そんなことさえ考えませんでした。彼女は時々私のへそをピンセットで開け、私のへその中に自分のへそごまを詰めました。「ゴマがあるある普通のおへそじゃん心配ないじゃん」と言いました。そして私のへそのあたりに大粒の涙をこぼしました。それから2人はお互いのおへそがその人の原点でもあるかのように大切にしました。おへそに指を入れて匂いを嗅いだり、何百代も続いた芸術品のように観察もしました。
彼女がどうして私のような男を彼として選んでくれたのか不思議でした。
「○○さん、あなたがあの時、あの一言と行動をとってくれたから私は変われたのよ。もしそれがなければ、私はずっと暗い性格で今のような明るい娘にはなれなかったわ、その時のことが私の心に深く残ったのよ、あなたは私にとっては命の恩人と同じよ、だからあなたも覚悟をして私と付き合ってね」
私が彼女に対してとったあの時の言動は人として当たり前のことをしたというものでした。だから初めておへそを見せあったときに、私のへそを不思議に凝視しながら、「そんなこといいじゃない。2人して生きていくのに何の妨げにもならないじゃない、人間中身が大切ですよね」と言ったそうです。