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34 交通事故防止のためには黄色い安全帽・明るい服を着るように薦められて
います。でも、残念ながらトラックが多く走る道路ではそれだけでは守りき
れないのが現状です。ガードレールがない道を歩いていてトラックを見かけ
たら即座に建物の中に逃げ込むくらいの心がけが必要な気がします。
トラック運転手は休憩時間がほとんどなく、長時間走り続けています。長
時間運転する際には2時間に1回休憩を取るように指導されています。で
も、実際にそんなことをしていたらノルマがこなせないので睡眠時間もろく
に取らずに運転を続けていることがほとんどです。
違反点数が一定以上になると行政処分を受けることになります。違反点数
により、免許停止処分・免許取消処分を受けることになります。30日・6
0日の免許停止処分の場合は一定の講習料を払い、講習を受けて、試験の結
果によって、免許停止期間を短縮できます。
免許停止になり、運転できないと生活に困ることが多いので救済策として
始まったと言われています。納められた講習料は信号・道路標識・ガードレ
ールの設置などに使われています。
元々、大型運転免許を取れるような方々は知識がないわけではたいてい試
験は高得点で合格してしまいます。
「講習代を払うのは痛いけれど、休めて体が楽になった、違反をしても講
習を受ければいい」と思ってしまうようです。とある日記サイトでこの文章
と掲示板でそれに同意する書き込みをたくさん見たときには「そこまで疲れ
ていて、違反を繰り返す前に休みを取れよ、講習では起きて真面目に聞いて
いなくてはいけないでしょう」とツッコミを入れたものです。
もっと怖いのは行政処分を受けるように薦められても、講習を受けるため
に休みを取ることを言い出せず免許取消になってしまい、そのまま黙って働
き続けている方々です。こういうタイプが疲労を溜め込んで、大量な犠牲者
を出す事故を起こすことが多いです。
交通刑務所に入って初めて罪の重さを考える余裕ができ、一生心に十字架
を背負って生きていくことになります。
雇用者責任も問われるので、雇用条件の改善を願いたいところです。
埼玉県では運転講習時にはさだまさし「償い」(交通事故で人を死なせて
しまったトラック運転手が被害者の奥さんに仕送りを続けて、7年目に奥さ
んから初めて返事をもらう)をテーマソングにしたドラマを見せているとの
ことです。行政処分の講習でもこの曲を流してほしいところですね。