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49 まず、現在の日本に標準語というものは存在しません。
現在、きちんとした標準語が存在するのはフランスだけです。
ただ、自国語に誇りを持つフランスでさえ、日本より早い
小学生の頃から英語教育が為されているのが実状です。
標準語とは、明治政府が発足し、近代統一国家を
目指す課程の中で言語の統一を図り定められたものです。
同時に方言撲滅の向きも出てきました。
これが出来たのは明治40年頃。
東京の山の手言葉を基に作られました。
山の手というのは武家屋敷があった場所で、
くーろんさんの仰る中流階級というのはこの事でしょう。
因みに、江戸弁は商人の集まっていた下町の言葉です。
当時の政府は長州・薩摩藩の勢力が大きかったので、
長州・薩摩弁も混じっています。
大阪弁・三河弁というのは、
江戸時代は近江商人と伊勢商人が勢力を持っていたので、
その言葉が広まっても不思議ではないでしょう。
北海道の話が出てくるのは、以下の通りでしょう。
明治になって北海道への入植が始まりました。
主に出向いたのが士族でしたから、
北海道の言葉と標準語が似るのは当然でしょう。
上にも書いた通り、標準語は武家屋敷のあった
地域の言葉を基に作ったのですから。
そして、皆が勘違いしやすいのが、
現在の日本に存在するのは共通語だということ。
標準語はあくまで政府による押しつけ。
共通語は自然発生的で、方言のようなものです。
日本方言=共通語という感覚ですね。
以上がこのスレッドを読んで、
私が書こうと思った事の全てです。
私が正しいとは思っておりませんので、
異論反論ありましたらどうぞ仰ってください。