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50 いちごさん
続きです。
基本的な話をしてしまいますが、デッサンはできたら勉強したほうがいいと思います。
多少の素養があっても、やってないとウデが落ちますし、いざこういうポーズが描きたい、
というときに時間がかかったり、満足がいかなかったりしますし。
私も殆ど独学ですが、学校やゼミでやるだけだとちょっと不充分で、やはり雑誌を買った
りして、モデルさんや風景の写真をクロッキー帳に描いたりしてました(今でも)
本当は、人の身体や表情の『動き』をパッと捉えるために、人体クロッキーはやったほう
がいいんですが、その手の学校に通ってらっしゃらないんでしたら、なかなか時間も取れ
ないと思いますので、手っ取り早く進めるのに、身の回りのモノからデッサンをしてみては?
最初は面倒くさいと思いますが、はたと気付くことがあれば収穫ありです。
その際、飽きないためにも、自分の描きたいものを描く事です。例えば家の猫とか。
つまらない気分で描いてもしょうがないですからね。
描く時間も、始めは、全体の流れだけ線でなぞる感じ時ですね。
それから、影を見て、じっくり描きこむのに移っては。
トーンを使えるようになるのも必要ですが、肝心の自分の「線」が出来ないと。
イラストを描いて、二次元のモノを描くのもいいんですが、雰囲気に流されてしまい
がちで、例えば、顔の左向きは上手く描けても、反対は難しい、とかが克服できたり。
(因みに右利きだと左向きを描きます。そうじゃない人はひねくれモノか特異な才能
の持ち主かも。いちごさん、どっち利き?)
デッサンは体力みたいなモノですから、やっておくと作風に行き詰まり感をなくす事にも繋がるようです。
と言っても、あくまで基本ですし、独特の画を描く場合は、それを突き詰めてしまっても
いいかもしれません。
ただ、それで上手くいかなくなったり、複雑な背景を描きたい、と思った時に、応用が
効かなくなる可能性があるので、機会があったら、早めに、沢山やっておく方がいいと思います。
雑でいいですし、ひとに見せる為ではないので、描いちゃ捨てる感じになりますが。
少女漫画に限らず、漫画描いてる方は、結構あんまり美術的な基礎踏んでない方も
いらっしゃいますが、アシさんは勉強豊富です。
ワザ、っていうのもありますが、それはまた次に。
写真をトレースして描くのに、有名なイラストレーターのペーター佐藤さんがいらっしゃいますが、
習作時代はそれでもやっぱりかなり勉強されてたそうですし。
絵の上手い下手はすぐ直ると思います。直る、と言うか、自分が納得いく画が描けるように
なればいいわけですから、ちょっと我慢して、書き捨てて行ってみては?
それから、好きな写真や憧れる作家さんの画に刺激されて、また描きたいモノを見つけていって、
「自分の線」で描いてみると、いずれ自分の画が好きになると思いますよ。
とりあえず、長くなりましたので、この辺で。
読みづらくてごめんなさい。
ではまた