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1003 ユウさん
「再度DLした」との事で、前述のプロパティ確認よりもメンテナンスの
方が重要かと感じました。
パソコンが何らかのプログラムを実行する際、ハードディスクから該当す
るデータを「メモリ」という作業スペースに展開して、その作業スペース上
でデータのやり取りをしプログラムを実行していきます。もし、データ容量
が大き過ぎて作業スペース「メモリ」に展開できない場合、ハードディスク
の余っている場所に「一時フォルダ」というスペースを自動で構築して、メ
モリと同じような作業スペースを確保してから、プログラムを実行します。
この作業スペースに展開したデータを「キャッシュ」と呼びます。
メモリはその構造上、電源を切れば「キャッシュ」は消えます。しかしハ
ードディスクは基本構造として「作業スペース」では無く「保管場所」です
ので、「キャッシュ」も残してしまう事が多々あります。
ユウさんの場合、このキャッシュの前回履歴が作業スペースを圧迫して、
「動画を再生する」という作業が実行できないのでは無いかと思いました。
一般論として、ギガクラスのデータはかなり大きなデータですので、この症
状が出る可能性は非常に高いです。
メンテナンスの具体的な作業としては、先ず「ディスククリーンアップ」
を行います。
1.スタートメニューの中の「コントロールパネル」を開く
2.コントロールパネルから「パフォーマンスとメンテナンス」を開く
3.パフォーマンスとメンテナンス画面で[作業を選びます]という項目の中か
ら上から3段目「ハードディスクの空き容量を増やす」を実行
4.しばらくすると「ディスククリーンアップ」という画面が開きますので、
[削除するファイル]の中から削除項目を選択して、「OK」をクリック
5.確認ダイアログが出ますので「はい」で実行します
上記「4」の削除項目選択は、「ディスククリーンアップ画面」の下の方
に、選択した項目についての削除に対する安全性の説明が出ますので、それ
を熟読して選択していってください。これで「スペースを空ける」事ができ
ますが、もう一つ作業が必要です。
パソコンがデータを保存する時、ハードディスクの空きスペースに『見つ
けたスペースから順番に』データを書き込みます。何かファイルを削除した
りクリーンアップを実行しただけでは、データは乱雑に配置されたままです
ので、「連続したスペース」を確保するためにデータを整理する必要があり
ます。この作業を「ディスクデフラグ」といいます。
デフラグの作業行程は…
1.「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」画面から
2.[作業を選びます]項目の、今度は4段目「ハードディスクを整理してプロ
グラムの実行を速くする」を実行
3.ディスクデフラグツールが開きますので、画面下の方、右から2番目「最
適化」ボタンを押すと実行されます
上記「3」の時点で一番右の「分析」ボタンを押すと、ハードディスクの
中でデータがどのように配置されているか見る事ができ、最適化要求のダイ
アログも出ますが、たとえ「必要ありません」と出ても実行しておく事をお
勧めします。
パソコンの調子がおかしいなと感じたら、上記2つの行程の後に一度再起
動を掛けると回復する事がありますので、パソコンの寿命を保つ意味でも
[クリーンアップ→デフラグ→再起動]の3つをセットで覚えておいた方が良
いと思います。
どうぞお試しあれ。