葉月さん
今ごろですが、参考になれば、と思い書きました...
某TV局及び、某制作会社などにおりましたPOTOでございます。
まず、
高校は別に、どこでも良いんじゃないですか。
考え方にもよりますが。
順番に…。
TV局に入るには、二つ。
直接入社する方法と、制作会社に入る方法です。
番組は、ほとんどこの制作会社で作られているので、
現場で仕事をしたい、というなら、CX(フジTVのこと)の
番組を扱っている所を受けるのが良いでしょう。
高校卒業で雇ってくれるところ、あるかな?
とにかく、ADさんは体力と頑張りです。寿命は25歳が良いところです。
それ以上になると、D、つまりディレクターに上がるわけですね。
こちらは技術と経験が必要になります。
一般に、ドラマのようなものでない場合、バラエティとかは、
ADさんが制作も兼ねますので、役者の入りから、進行、演出、
もろもろの雑用に関わってきます。
Dになると、オフラインの編集や、オンエアのスイッチング、
タイミングまで、センスも必要になってきます。
さて、
ここから、先なんですが、
番組をつくる人に、企画を立てるプロデューサー(P)の方がいます.
番組のあたま、ですね。
Pは、局側と制作会社と、両方から出ますが、大物や広告元(スポンサー)
の代理店が推した人でない限り、局がしきります。
そこで…
局に入って、やりたい、というのであれば、
これは俄然、狭き道になります。
まして女性であれば、そこそこの大学を出て、受かったとしても、
かなり良くって(志望すればですが)アナウンス部。
局といっても、ふつうの会社と一緒ですから、
営業、経理、管理、人事、どれかに配属になります。
学歴があるなしと、現場の仕事は関係ありません。
学歴がある場合、かえって現場に出ることは、まして
ADはやらせてもらえないでしょう。
(CXの場合は知りませんが、多分)
どうしても、現場を踏みたい場合は、先に言った、
制作会社への入社をお勧めします。
ただし、大変な労働です。いた人間が言うんだから本当です。
で、出世しても仕事ずくめで、Dどまりがいいとこです。
女性で、現場仕事が良い、というなら、
TK(タイムキーパー)、スクリプター(記録係)、あとはメークさんなんかは
みんな女性の職場です。
なんにしろ、どちらを選ぶか考えた場合、大学は視野に入れて高校を
選ぶのは間違っていないかもしれません。
しかし、その為の高校、というのはないようです。
専門学校はありますね。
以上、簡単ですが。
さて、
これはイレギュラーな話です。
どうしても、という想いがあるのなら、
何も考えずに、今から現場に行くのです。
はじめは入れてもらえません。許可証も必要です。
でも、試写、観覧、エキストラ、なんでも良いからチェックして、
知り合いをつくって、既成事実を作るのです。
私の知人に、ゴジラが好きで、ゴジラ見たさに東宝のスタジオに押しかけて、
ぬいぐるみ作ってる間に特撮担当になっちゃった奴がいます。
あのスピルバーグもそうですネ。
好きこそモノのなんとか、です。
頑張ってください。
因みに、私も回り道して、制作については初現場が25のときでした。
(美術の会社で局に行ったのは20の時。勉強なんか何にもしてませーん)