ボランチ、ポルトガル語で「舵取り」の意だったと思います。
昔で言うディフェンシブハーフのことで、最終ラインの1つ前のポジション
です。
ボランチは、中盤のスペースを広くカバーするポジションで、
10年前くらいに近代コンパクトサッカーの象徴としてその存在が重要視さ
れ、
「ボランチ」という言葉が広く定着したようです。
ポジションの役割としてはチームやシステムにより様々ですが、
主に守備ではディフェンス(最終ライン)の前のスペースをケアします。
以前は「スイ⊆パー」という最終ラインを1人余らせるスタイルが主流で、
敵の2列目から飛び出す選手や裏のスペースをケアしていたわけですが、
現代サッカーではその役割をボランチが空いた(ポジションのずれた)スペ
ースをカバーすることで組織されていると言えます。
また、攻撃ではこのポジションから左右や前線へボールを供給することにな
るので、
その判断(舵取り)を任されているので「ボランチ」と呼ばれるようです。
実際に、私はアマチュアサッカーでこのポジションを任されることが多いの
ですが、
ルーズボールを味方ボールにすることと、間延びした中盤の穴埋めが大半で
す。
また、味方のオーバーラップした穴もカバーしますので、
華々しく攻撃参加という時間は決して多くはありません。
縁の下の力持ち的存在だと思いますよ…。