松井選手がヤンキースのトーリ監督から教えられたことのひとつに
１００％理論というのがあります。

人は100％以上の力を出そうとするとミスをする。
それは力みであったり、気負いであったり。
また、100％出せるものを70、80％に抑えて
プレーしていたのではただの怠慢ですよね？

自分にできうるプレーが何なのかをしっかり認識して、
そのための準備を怠ることなく、そのときの100％の力を
出せるように努める。こんな感じのものだったと思います。

松井選手は打席に入ったとき、常に同じ気持ちでいるように
心がけているそうです。チャンスだから力を入れるのではなく、
そうでないから力を抜くのでもない。きっと守備についているときも
同じでしょう。無心に近いものかもしれません。

ですが私は松井選手は日本でプレーしていたときから
このような心構えで打席に入っていたように思います。
そのくらい、微動だにしないくらいのどっしりした心構えが
ありありと感じられました。

こうやって言うのは非常に簡単ですが、
試合の中でそれを実践することがどれだけ難しいことなのか、
容易に察することができると思います。

それをこともなげに実行している松井選手は偉大だと思います。