ふにゃさん

私の場合は、前部長が遊び好きであまり練習に来なかったので部長、副部長
を解任して、後任の部長に顧問が私を推薦しました。（部長というのは、ミ
ーティングのときに選挙などで決めますが、任期中にクビになるという前代
未聞の事態になってしまいました。）
それまでの先輩方が築きあげてきた旧態依然とした部はどこか適当なところ
がありました。
みんなの気持ちをひとつにするのは容易なことではありません。しかし、み
んな音楽が好きで、吹奏楽部に入部してきたわけです。３年も一緒にやって
いるの、みんなの考え方などは分かっています。一人ひとり違うのでその人
に合わせてうまくみんなを練習することに仕向けたり（言葉は悪いですが）
しました。何より同じ代の仲間の協力は絶大なものでした。
最後の定期演奏会でみんなが「やってきてよかった」と思ってもらえる部を
創り上げることができました。それを今、後輩たちが私たちの代の気持ちを
受け継いで活動してくれていると思います。
私はコンクールの“金賞”より、ましてやマスターカードでも、お金でも買
うことの出来ない大切なモノを手にすることが出来ました。一緒にやってき
た仲間を誇りに思います。

部長というのは、みんなの気持ちをひとつにすることです。それでなければ
「心に響く音楽」を創ることは出来ません。
そのためには、生徒と同士のケンカ、先生と生徒との衝突は最低でも避けた
いものです。その際は仲裁にたって最善の方法で仲直りをさせてあげてくだ
さい。
時にはみんなと考え方が違うときが出てきてしまうときがあります。しか
し、間違ってることにははっきり間違ってると言わなくてはなりません。人
から嫌がられるかもしれませんが部にとってはそれが大切なことになりま
す。善悪の判断、正確さが求められます。
また、副部長をはじめ部員全員と協力し合うことです。
部長をやっていて、うまくまとまらずにつらかったり、悩んだりするときが
くるはずです。そのときは相談し気持ちをすっきりさせてください。

そして、
部活を音楽を楽しみ、あなた自身が仲間を信じ、愛することでそこに初めて
音楽が生まれます。