>>
976>ppのロールをしようとしても、音量が出すぎてしまいます。
グリップが固くありませんか?フォルテのグリップとピアノの
グリップは圧力が違います
ピアノの音量でロールを練習を続けても、あまり効果はあがりません。
(1) フォルテとピアノ交互(4拍ごと)
(2) f>p(デクレッシェンド)
など「フォルテを絡めた練習」をしてください。グリップの圧力変化に
対応する技術が必要だからです。
>ppからfのクレッシェンドが滑らかにできません。
段階的に練習していきましょう。
(3)
クレッシェンドをかける前に、クレッシェンドの到達点の音量で
ロールができますか?
ppからffへのロールでは、ffでのロールがしっかりできて
いるか確認してください。
フォルテのロールイメージは、コップの水をちょろちょろこぼす
のではなく、水がたっぷり入った大きなバケツやタライを傾け、
ざあっと水をかけてたき火を消す様なダイナミックなロールです。
(4)
つづいて各音量のチェックです。
ppのロール
pのロール
mpのロール
mfのロール
fのロール
ffのロール
こうした各音量のロールが、しっかり叩き分けますか?
クレッシェンドの中には、それぞれの音量でロールを打つ時間が
必ずあります。勢いや流れなどに任せて、いい加減にクレッシェンド
するのは良くありません。
(5)
では(4)を連続してやってみましょう
ppのロールを4拍〜
pのロールを4拍〜
mpのロールを4拍〜
mfのロールを4拍〜
fのロールを4拍
ffのロールを4拍
と各音量のロールを4拍づつ、つなげてみてください。
どうですか?うまくいきますか?メトロノームは必ず使用
してください。
(6)
では次に、
ppのロールを2拍〜
pのロールを2拍〜
mpのロールを2拍〜
mfのロールを2拍〜
fのロールを2拍
ffのロールを2拍
これもやってみましょう。ロールの切り替えにアクセントが
付かないようにしてください。
(7)
テンポを上げてみます。(6)の練習をメトロノームの目盛りを
少しづつ上げながら練習します。テンポを上げて各音量の叩き
分けができなくなったら、また前のテンポに戻ります。
シビアに、自分に厳しく。
(8)
ではここでちょっと別の練習です。
(5)、(6)の練習をロールではなく、「16分音符」に置き
変えて練習してみます。
16分音符でできなければ、もっと難しいロールでできる
はずはありません。
何かできないフレーズがあったら、そのフレーズをやるには、
どんな基礎が必要かよく検討してください。できないフレーズを
できないまま何百回練習しても、絶対できるようにはなりません。
謙虚になって、2歩も3歩も戻った練習をしてください。
例えば、上のようにクレッシェンドがロールが叩けないなら
各音量ごとに区分して練習する、あるいはロールを16分音符に
直すなど「簡単にして」練習する事です。
結局、その方が早く確実に身に付きます。
今日はこれまでです。残りは後日に。