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749はじめまして。
まず、そのシンバルは何インチでしょうか?
「青空と太陽」はさわやか系のコンサートマーチです。
重厚なサウンドが出るようなシンフォニックなシンバルは
あまり向かないと思います。
16〜18インチのシンバルであまり厚みのないものが
いいでしょう。20インチ以上は向かないと思います。
>去年の先輩は、歌っていたと先生が言っていたのですが、
>私は歌えてないそうです。
まあ、指揮者に限らず人はいろんな言葉でいろんな表現を
しますから「歌う」という事にはあまりこだわらなくて
いいと思います。
自分が思うに、にこさんは「曲に合ってない演奏」をしている
恐れがあります。
まずタイミングの問題です。
にこさんは演奏しているとき、バンド全体が出している「拍」を
感じていますか?そして自分が持つ「拍」がバンドの拍とシンクロ
して同期しているように感じますか?
バンドの音を頼りにしたり、アテにしたり、聞きながら演奏すると
必ずズレてしまいます。
>シンバルの重さに耐えれてなく、叩きこなせてないのは
>自覚しています。
シンバルをどうやって支えていますか?
シンバルを支えるのはズバリ背筋です。そして背筋を支えるのは
腹筋です。腕の力は演奏のためにとっておいてください。
腕の力を鍛える必要はありません。
シンバルを演奏するように構え、そのまま状態を軽く前後左右に
動かしてみてください。身体全体の安定感が得られる場所がありま
せんか?そこが基本位置です。
スピード感や立ち上がりの早いサウンドが欲しい時はやや前のめり
の前傾姿勢で。
ここ一発のふところの広いサウンドはやや胸をはってシンバルを
演奏します。
また足の開きは左右だけでなく、前後に開いたり片足だけ前に
出したり、体重も左右均等にかけたり、片足だけに多くかけたりと
曲想に合わせて研究してみて下さい。
打ち合わせるときは右手だけではなく、左手をより多く動かすように
右手のシンバルを「お迎え」するような感じで動かしてみて下さい。
詳しい説明はここでは割愛しますが、これでさらによいサウンドが
得られると思います。特に「D」からの4分音符の連打やダイナミクスの
変化にはこの「左手」が大きくモノを言います。
>実際やってて、楽しいのですが、どうしたら聞いている人に
>伝わるでしょうか?
裏拍を感じてください。例えば先ほどの「D」はスネアが裏打ちを
ずっとやっています。手はシンバルで表打ちをしますが、心の中で、
あるいは本当にクチで裏拍を歌いながら演奏するとイキイキとした
表打ちができるでしょう。
特に「H」からの2小節のフレーズは
「ツシャ・ツツ・シャタ・タタ/ツシャ・ツツ・シャシャ・ツツ」
と「休符」をしっかり演奏してください。そうするとシンバルが
歌い出します。上の歌い方はシンバルの音が短いように見えますが
シンバルの音はちゃんと楽譜通りに処理してあげてください。
>腕立て伏せが効果的なのでしょうか?
必要ありません。いまシンバルをどこで支えているか?を意識しながら
シンバルを連打したり、歩きながらpやf、mfの連打などをやってみて
ください。
腕立てが効果的なら、オーケストラの打楽器奏者はや音大生はみんな
やっているはずですが、そんな話は聞いたことありませんよね。
根性、気合い、体育会系ノリ・・・演奏が上手く行かないと人は何か
理由を探したがります。シンバルが上手に出来ないのはちゃんと理由が
あります。
腕立てや根性で演奏できるなら、腕力のある人がシンバルが上手だと
言うことになります。
物事の本質をしっかり見抜いてください。何が本当に大切かよく考えて
ください。
>課題曲のなどの曲のときに16分カウントができません。
今回の「青空と太陽」でずっと16分のカウントが必要なのでしょうか?
自分はそうは思いません。
部分部分では16分の流れを感じる必要がある場所はいくつか存在
します。
>8分カウントはできます。
この曲はズバリ「8ビート」の曲です。もちろんロックのような強烈な
アフタービートはありません。
8分音符がしっかり感じられていれば、よい演奏はできると思います。
特に「F」の全音符などは、打った後でもずっと8分音符を感じて
いれば3小節目のアタマも合いますし、イキイキとした全音符が
打てると思います。