ジルジャンのコンサートステージは扱いやすく、値段も手頃で吹奏楽に
向いた良いシンバルだと思います。
ただし、これは合わせシンバルとして使った場合です。

このシンバルはやや厚めではないですか？ヤマハのマレットがどんなものか
良く知らないのですが、試しに２０ｍ以上離れてロールの音を聞いてみて
下さい（客席を想定して）

ｐでロールしながら、すこしづつクレッシェンドしてみます。ちょっと
高めの「コオオオオ〜」と言う音が聞こえると思います。ｍｆぐらいに
なった時やっと「シャー」というシンバルらしい音が聞こえてきますが、
なにか「悲鳴」の様なサウンドです。
マレットで一発打ちした時も「ギャーン」と言うアタック音が強い
サウンドになります。
こんな音では、バンドから浮き上がってしまいます。

サスペンド専用シンバルと、合わせシンバルの決定的な違いは「ロール
奏法を前提に作られているかどうか」です。合わせシンバルは「打ち
合わせた時にいい音がするように」作られています。

＞やっぱりサスペンドシンバルを使ったほうがいいのでしょうか？

１８インチ程度の「薄い」シンバル（合わせ、ドラムセット用）などが
あればまだ代用が効きますが、今のシンバルではちょっと厳しいですね。

今の吹奏楽はサスペンドシンバルを多用します。重要な場面で、曲想の
大切な役割を持たされる時もあります。コンクールなどを考えれば、
１枚持っておく事を強くお勧めします。