続きです。
「宝島」の楽譜を見ました。
ご存じかと思いますが「+」はトライアングルと持っている左手で
ミュートして「○」はオープンに演奏します。Dから楽譜通りに
やれば「チキチャラ・チキチャラ〜」って感じに聞こえるでしょう。
「ad lib Style」と曲の頭に書いてあります。これは楽譜通りでは
なく、くずして叩いて良いと言う事です。
この曲の打楽器は、16分音符を刻んでいる楽器が沢山あります。
(例えばハイハットシンバルとシェーカー)ですから極端に言えば、
8分音符で「ツ・チャー・ツ・チャー〜」とやっても良いと思います。
16分音符を出す楽器は、1つか2つだけで十分です。
曲の途中で曲想が変わります。曲想に合わせてリズムパターンを
変えてもカッコいいと思います。静かな場面など、あえて「チャー」
無しで「ツクツク・ツクツク」などミュート・サウンドだけ聞かせる
のもいいですね。
この曲でトライアングルは各拍の裏で「チャー」と出すのが最大の
役目です。そこを押さえておけば「チキチャー・チキチャー」でも
「チ・チャー・チキチャー」でも良いでしょう。
16ビート・サンバの軽く明るいノリが出せれば、音型にこだわる事は
ありません。音が良くないのは、タッチが重いせいだと思います。
バチ先の方で、あまりガチガチと金属音を出さない様なタッチでプレイ
するとしっくり行くでしょう。
この曲はT−スクエアのキーボード奏者だった和泉宏隆 氏の作曲です。
ホントの「宝島」に行ったようなワクワクした感じが出せればいい
ですね。