こんにちは。
>バスドラムの音が高いといわれ、
実際にピッチが高いのも理由の一つでしょうけど、何か妙な「音程」
の様なものが感じられるのかもしれません。
バスドラムはどんな曲にでも対応できるようなチューニングが必要
です。
「板を叩いた音がする」
「バスドラムの音と管との音が合ってない」
注文の多い人たちですな
板を叩いた、と言うのは良く判りませんがアタックの音が強すぎて
残響がない、またはアタックと残響が「ドッーン」の様に
分離してしまっているのかもしれません。
音が合っていない、というのはバンドのサウンドとブレンドして
いないせいでしょう。どんなジャンルの音楽にも溶け込むような
バンドのサウンドを包み込むようなバスドラの音作りをすれば
いいと思います。
バスドラのチューニングは大変重要です。
バスドラムはバンドの中で一番の最低音を担当する重要な楽器です。
バスドラの音作り次第で、バンドの印象が左右されますので慎重に
取り組んでください。
大太鼓はどんな音がする楽器でしょうか?音が低く太く大きく、
お腹にズーンと響く迫力のある音、こんなところが共通の基本
イメージだと思います。これを元に音を作っていきます。また一つの
楽器でいろんな曲で演奏しますから、変に音程が感じられる音は
良くありません。
(1) まず、両面のチューニングボルトを、指1本で簡単に回る
ぐらいまでゆるゆるに緩め、今度は指1本で止まるまで締めます。
(2) まず裏側から締めていきます。チューニングボルトは、対角線に
回して行くようにたいていの教則本には書いて ありますが、1つの
対角線を張れば それ以外のボルトは宙ぶらりんです。これを防ぐ
ため、一つを180度締めたら隣のボルトに移っていきます。ちょうど
皮面がらせんを描きながら少しづつ沈んでいく感じです。
締めながら表側を押さえて裏側を軽く叩きます。最初の方は
「ビヤン」といったプラスチックのゆるい音がします。これが
無くなるまで張ります。
(3) 表側は基本的に裏側より高く張ります。まず同じ音程に合わせ
叩きながら少しづつ締めていきます。音を聞き取る時は反対側の
皮は押さえておかないと、一緒に鳴ってしまうと音程がわかり
ません。
(4) 深胴バスドラが今や主流ですね。胴が深くなればなるほど表と
裏の音程差を少なくします。浅胴のバスドラは音程差を多くします。
それでも最大4度程度以内です。
(5) 裏が緩すぎるとすぐに音が減衰してしまいます。少し張って様子を
見て、表もやや張ってみます。くれぐれも表の高さを超えないように
してください。裏を張りすぎると高い音域の音が強調され、さらに音が
つまったように聞こえます。
(6) pでもfでも、ハッキリとしたアタックの音にブレンドした重低音の
残響音が長く続けばマルです。叩いた皮の振動が大きくなるように。
(7) バスドラムは奏者に聞こえる音と客席に届く音がまるで違います。
またステージでも練習場でも、置き場所や皮面の向きでかなり音の印象が
変わります。チューニングしながら離れたところで人に聞いてもらい
アドバイスをもらいましょう。
(8) 次の日叩くとまた音が変わっています
何日かかけてじっくりチューニングしてください。