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1074クローズドロール(closed roll)ですね。またはバズロール(buzz roll)とも呼ばれます。上手い人が演奏すると、ザーッという非常に綺麗な音になります。クラシックや吹奏楽で一般的に使われる奏法です。
バチを弾むがままにしておくと、トン・トン・ト・ト・トトトトト……という感じに弾んで最後には止まってしまいますが、クローズドロールは、この、トトトト……の部分を左右のバチで交互に繰り出して上手くつなぎ合わせる奏法、ということになるのでしょうか。
文章だけでは判らないでしょうから、動画を観たり、身近にいる叩ける人に叩いてもらってみてください。
他に、オープンロール(open roll)という叩き方もあって、これは要するに二つ打ちです。RRLLRRLL…と叩く奏法で、マーチングで使われます。基礎練習の中に5つ打ちとか9つ打ちとかあると思いますが、それを5つや9つで止めないでそのまま叩き続けるとオープンロールです。
また、一つ打ちで右左交互にすばやく打ち鳴らすのも立派なロールです。ティンパニや鍵盤のロールがこれですよね。
いずれの奏法も、バチをはずませる、という感覚が重要です。力で押さえつけるように叩くクセをつけてしまうと、そのときはよくても、そのうち必ず壁にぶち当たります。
いまどきは動画でタダで教えてくれる人がいっぱいいますので、それを観ながらじっくり練習に取り組んでみてください。