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1020>ロールや二つ打ちをするときは
>握っている指だけでするべきですか?
するべきではありません。
(クローズ)ロールや二つ打ちでは、打面からのリバウンドを
よく利用する、すなわち「はずませる」ので親指と人差し指
だけのグリップでイケそうですが、それはとんでもない間違い
です。
クローズロールは打面からのリバウンドを利用しながら、左右の
打数や音量をコントロールして響きをつなげていきます。
それにはスティック・コントロール能力が必要で、それをたった
2本の指だけでは到底できるものではありません。
特にフォルテでは指2本だけでやるとアタックの音だけが強調
された「ダラァァダラァァ〜」といったロールになりがちです。
滝のような「ザァァァァァ」とダイナミックなロールを聞かせる
には、中指以下のサポートが絶対必要です。
・・・あなたは「クローズロールの基礎練習」をやった事があり
ますか?「ロールそのもの練習」ではなく「ロールをやるために
必要な基礎」を身につける練習です。
ロールの基礎練はいろんなメニューがありますが、どれをやるに
しても指2本だけでは絶対できません。
2つ打ちも同じですよ。
「RRLLRRLL〜」と、まるで一つ打ちの様に均等均一な2つ
打ちを聞かせるには、2打目も1打目と同じ音量でなければ
いけません。
指2本だけでは、2打目が流れてしまい音量が稼げません。
練習台からどんな音が出ていますか?
手だけじゃなく、もっともっと「耳」を使った練習をしてください。
「タタ・タタ・タタ・タタ〜」が「タラ・タラ・タラ・タラ〜」と
聞こえるようではダメです。
>オープンロールの練習として一拍分の十六分音符の内、
○○○○・○○○○・○○○○・○○○○〜
この16分の流れを、
>三つの音をダブルに変える練習をしているのですが、
RRRL・LLRR・RLLL・RRRL〜
と叩いてるワケでしょうか。
>全てダブルにしたほうがテンポが安定するし、音の
>均等さも変わりません。
もちろんそうです。トリプルの方が難しいからです。
トリプルこそ「2本指」じゃ叩けませんよ。
ダブルやクローズロールを上手に叩くために
RRR・LLL・RRR・LLL〜
RRRR・LLLL・RRRR・LLLL〜
を練習するのは非常によいことです。
ただしこれには条件があって3つ(あるいは4つ)の
音の「音量、音質、タッチ」が全て「均等均一」で
なければ練習になりません。
トリプルなら
タタタ・タタタ・タタタ・タタタ〜
であって、決して
ダタラ・ダタラ・ダタラ・ダタラ〜
と流れてしまってはダメです。片手の連打は
(1) アタマの音にアクセントが付いたり
(2) デクレッシェンドがついたり
しないように注意してさらってください。
>この練習は続けるべきですか?
続けてください。しかし注意点を忘れずに。
ただ叩くだけではまったく意味がありません。