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327声量と声の響きは同じと考えると良いと思います。
小さくても声が響く人はホールでも聞こえますが、大きい声で張ってしまっ
ても意外と遠くでは声は聞こえません。
発声は基本的に、スポーツと同じです。
身体の支えになる丹田という、おへそから指2本下あたりにある部位が
自分の支えになります。グランドピアノを持ち上げる時、壁に向かって両腕
を使って思いっきり押したとき、力を使うのは腕だけの力じゃないですよ
ね?みんな軸となる丹田を通じて身体は支えられています。
発声時にも、音程などを考える事よりもまず先にこの支えをしっかり意識し
て(圧をかけるような感じで)練習されると良いと思いますよ。
腹筋を鍛える事は悪い事ではありませんが、
鍛えたからといってもこの筋肉の使い方を覚えなければ急に発声が変わる事
は難しいです。喉に負担が行かない分だけ身体に負担がかかると言う事を覚
えておきましょう。
それから練習する時は初めはハミングから声を徐々に出していくと
悪い方向に行きにくいですね。