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258こんばんは、ななやのさん。
振動すると全く喉を使ってない発声になるかどうかは、
正直自分には少し不可解な点があります。
でも、声を後ろにまわすと言う感覚(イタリアではジラーレなんて言いま
す)や問題点の改善についてはお話しやすいので書き込みますね。
1.まずア・ウ・エの母音ですが、
口の形と舌の位置に問題があるかもしれません。
口は縦にしか開きません。同じ口の形でもってア〜オまで発音する事が出来
るんです。舌の両端を動かす感じで、口の中に少し空洞を作ってあげる事が
ミソです。
それから舌が決して上にあがらないように、常に平らである事を心がけて下
さい。
2.高音ですが、きっとド以上の音は喉声になってますね。
これは中音域から高音域に入っていく状態できちんとチェンジが出来ていな
いことも原因ですが、それと同時に下半身の支えが悪いか地声が強いか。ま
たは下あごに力が入っている、舌が丸まって奥が空いていない、鼻の上にブ
レスが通らず鳴っていないか、精神や変声期的な問題か、実際に聴かないと
コメントしづらいので許してくださいね。
3.低音は胸声を使って、あまりブレスを強くしない事が大事です。
ピッチは高めに取りますが、声色を作らないように。
自分の一番出しやすい中音域の音色や発声時の感覚を忘れないように、常に
頭の中で気をつけて下さい。低音の場合は少しあごを上に持ち上げても良い
と思います。
私たちが普段話していても、喉は使ってます。
もちろん歌う時にはより声帯を使う事になりますが、
なるべく負担を抑えるために、それからア〜オの母音が均一に鳴る様に発声
練習を行います。全く負担をかけさせない様にするには裏声(ファルセッ
ト)を使う事。弱いファルセットから少しづつ鋭い声にして行くと良いでし
ょう。
難しいですが、今話したことを無意識の内に同時に出来るとブラボーです
ね。