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172花音さんこんにちは。コンクールに向けて、
もっともっと上達したいという気持ちがとてもよく解ります。
今の2年生(新三年生)、
卒業される先輩がまだ在学しているのなら、
直接、練習法や実践してもらう事が、後輩の良い刺激になると思います。
「声のまとまり」は、
やはり頭声と胸声(地声)の違いがあり、そこでピッチが狂います。
合唱で一番大切な事は声量ではありません。やっぱりハーモニーの美しさが
あってこそのコンクールですから、まずは柔らかいファルセットの様な声で
音程と音色をきっちり揃えましょう。これで「地声は無くなります。」
「音程をしっかり取る」為には、
とにかく取りくい部分を練習する。耳を鍛えて脳でこの音だと解る位。
音程は下に下がりやすいので、高めを意識すると良いかもしれませんね。
みんながそういう努力をすれば、「声も音色もキレイになります」。
そして「声量」ですが、大きな声を出そうと思って練習すると、
喉声にもなります。地声にもなります。
おへそから少し下の筋肉をしっかり使って(支えです)、
高音になればなるほど、支えは強くしていきましょう。
そして怒鳴らない。下あごに力を入れない(あごは引く)。
舌を奥に引っ込めない。鼻からおでこ位の位置で声が出ている感じかな。
音色は軽くて、
会場にそよ風を吹く様な・・・そんな声を意識しましょう。
私は実際の声を聴いた事はありませんが、
どうやら花音さんは、「声量を大きくすればレベルが上がる?」
と言う考えが、ず〜っとあるみたいですね。
舞台演劇と似ている部分もありますが、合唱は音楽です。
一曲の中に、どれだけお客さんにメッセージを送れるか・・・。
しっかりと楽譜と向き合い、メンバーと煮詰めていく事が大事ですよ?
発声(響く声)も大事な事ですが、
同じくらい大切な発音の事もありますよね。
発音は、明瞭でなくてはいけません。
フレーズ毎に、どう音符を歌おう?
基本、弦楽器を奏でる様に音はレガートです。
歌詞の意味合いから・・・前後の和音から・・・
作曲家はちゃんと、花音さんにメッセージを送っているんですよ?
演奏するコンクール曲について、
音楽の先生に分析して戴いてみてはいかがでしょう。