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107初めましてmiyoさん。
miyoさんは「喉を開く」とか「力を入れてはいけない」のは、どうしてだと
思いますか?
喉を狭めた感じにすると母音は浅くなります。出しやすいかもしれません
が、この状態で大きな声を出してみてください。どんな感じがしますか?恐
らく諸に声帯に負担がかかると思います。響きの無い、浅くて軽くて、高音
を出すとひっくり返りそうになる声です。
これを補う為の一つとして、よく喉を開くような感覚と言われます。
実際に声を出してみると確かに母音は深くなりますから、こもった様な声に
聴こえますよね。ですが、声というのは支えとなる下半身。角膜〜頭まで共
鳴させる部分がいくつか存在しています。子音によって言葉を前に飛ばすよ
うに、共鳴体から出された響きでもって、声は豊かで透ったものへと変化し
ます。
ただ喉に空洞を作っただけでは声は透りません。力を入れれば声も硬くな
り、響きが死んでしまいます。これは声を作ってます。アクビをしている時
の様な、自然な感覚を身につけられると良いですね
大きい声が出せないのは、恥ずかしいと言うのもあるのかもしれませんが、
恐らく発声にも問題があるのかもしれません。いきなり大きな声が出せるよ
うにはなりませんが、心がけとして「常に遠くの人に話しける感覚」。これ
だけで多少は変わっていくと思いますよ。
ただし、個人によって喉の強い人弱い人がいますので、違和感を感じたら安
静になさってください。無理に出していると結節や炎症、ポリープの原因に
なってしまいますから。
長くなってしまってすいません。言葉が足りない部分もありますが、スムー
ズに良い声が出せると気持良いですよ。喉を労わりつつ頑張って下さい。