ユイさん
僕は、22才の大学生。
将来とか、自分のために本当に必要なこととか、つかみどころの無いものに
ついて考えはじめてしまうと、ぐんぐんと深みへ引き込まれてしまう。考え
れば、考えるほど自分の求めてるものがわからなくなってしまう。もし、そ
ういう感じなら、僕にも思い当たる節がある。
そんなときは、体を動かしてみるのが一番いいと思う。人間は、とりあえず
やってみないことには、やる気が出ないようになってるんだとか。絵なら絵
を、下手でもいいからひたすら書いてみるのがいい。僕なら、本をひたすら
よんだり、写真を撮りまくったり、プログラムを書きまくったりかな。
あと、もうひとつ言うならば、「実際的に考える」ということ。これは、
『声に出して読みたい日本語』の著者、斎藤 孝先生の本『座右のゲーテ』
からの引用です。本当に必要なこと、それがなにか、を考えるより、それを
実現するための方法を考える。具体的なものからしか結果は生まれない。
「デザインに興味がある」 ― これは、自分の気持ちなんだから、これを
疑ってしまってはどうしようもない。デザインの技術を手に入れるためには
どうすればいいか、だけを真剣に考えて、実際に行動してみる。これがやる
べきことだと思うんです。
技術がついてくれば、それを他人に認めさせたいとか、思うようになるも
のでしょう。その悩みはさきにとっておいて、いま考えてもこたえなんて出
ないとおもう。
考えかたはひとそれぞれ。でも、考えるヒントになれれば幸いです。