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166 人間は生きるために忘れる動物です。1度限りの学習では忘れます。学習
を本物の記憶として定着させる必要な条件は睡眠と復習です。学習日は必ず
6時間以上睡眠し、翌日、1週間後、3週間後、2ヶ月後というように間隔
を広げ最低4回は復習します。復習を繰り返すことで忘れ難い本物の記憶に
なります。
無責任さんは、授業を受けた翌日から復習を繰り返していましたか?
また試験前に睡眠時間を削り、夜更かしして詰め込んでいたりしませんでし
たか?もし、そうではないのでしたら別の原因を疑わなければなりません。
学習したことは、今、頭に思い浮かべられるのだから覚えているような気
がします。しかしそれは本物の記憶ではありません。一時的に記憶されてい
る情報を取り出しているに過ぎないんです。その一時的な記憶を記憶として
長期間脳に定着させるための作業が睡眠時間に行われています。
それだけで本物の記憶にはなりません。人間の脳は生きるために必要のない
記憶は忘れるようにできていますので、覚えた情報を使わなければ短期間に
忘れてしまいます。それを防ぐために復習が必要です。復習を繰り返すこと
で、脳がこの情報は生きるために必要だと判断して、忘れ難い長期記憶とし
て定着するというわけです。
一夜漬けや短期集中型の勉強は、テストが終わると忘れてしまいます。
学習した日に6時間以上の睡眠をちゃんととっていなければ、テストのとき
に思い出せないこともあるでしょう。将来、受験を考えているのでしたら、
テスト勉強だけでなく、授業を受けた翌日から計画的に繰り返しの復習を行
う方法が効率的な学習法です。
参考にしてください。