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10 勉強は、自分自身が「やりたい」と思ったとき以外、勉強できることは不可
能です。勉強というのは、自分が習得しようとする学術であって、他者と比
べられるような環境(学校など)で、やらなければいけないと焦ってやるも
のではありません。ご存知のように、焦って勉強なんかまずできません。な
により、そのときは心のゆとりがなく、しまいには勉強どころか人格が破綻
してしまいます。だから、逃げているように聞こえるかもしれませんが、勉
強は自分がやる気を起こすまで、しないほうがいいです。成績が悪かろう
が、今更悩んでも、勉強は一つ一つ覚えていくものだから、試験前に一気に
勉強するというケースは、そういう能力がある人ができることで、できない
ものです。自分が知りたいと思い、調べていく行動が正式な「勉強」です。
“学校の勉強”は、いわゆる「成績」のための勉強であって、「学問」のた
めではありません。大学でも大学院のような研究しているところ以外、やは
り学問が成績と化しています。これは、人間能力レベルを競うもので、「学
問」ではありません。例えてみれば、「女をお金で買ってウハウハして後々
その女を捨てる」のと同じで、「勉強を成績に変えて、何一つその学問の関
心を得ずに後々その学問を忘れていく」と捉えられる。これはとても虚しい
ことです。趣味や運動も立派な学問ですので、趣味や運動に力を入れるほう
が人生得です。それと、無理に受験などで進学しようとしても、万が一受か
ったとしてもレベルが合わずに失敗して勿体無い目に遭うケースがよくあり
ます。周りや親や無理している自分に流されるのではない、自分に合った道
を歩むことが、何より自信が持てて前向きになれる生き方です。
とにかく、勉強は最初から「自身のやる気」が湧いていない限りやらないほ
うがいいと思われます。
個人的に途中から勉強するなんてそんなみすぼらしいことはできません。だ
ったらやらないほうが得です。