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2705こんにちは。吹奏楽歴6年の者です。
主観でしか語れませんが、お答えできそうなことはしたいと思います。
まず「音を小さくしてまとめる」に関して。
言い回しにしているのはおそらくyumeさんを傷つけないためでしょう。私も
この言い回しを使ったことがありますが、その真意はストレートに言うと相
手(この場合はyumeさん)を傷つけてしまうからです。
私がこの言葉を使うときは単刀直入に言うと「音がきつい」「音が荒い」
「音色が薄い」と言いたいときです。
息のスピードが速すぎるだとか、息を入れすぎだとか、アンブシュアが正し
くないだとか、口を閉めすぎだとか、いろんな要因が考えられますね。
改善策は具体的にははっきりと言えませんが、いくつか枚挙してみます。
まずは先輩で1番音色の良い人を見本にすることです。そして見習うこと。
プライドも意地も捨てて1対1で教えてもらうのもよいでしょう。私見です
が、私は後輩を1対1で教えてしばらくすると上達しました。
それから木管の中でもバリサク、バスクラは音が広がりやすく、美しい音色
を追求するのが大変な作業、自分との勝負です。
まずそれには心構えが必要です。「自分がバンドの中で一体どういう役割を
果たしているのか?」「吹奏楽においてバリトンサックスとは何か?」「バ
リトンサックスがなぜ必要なのか?」など、考えれば考えるほどバリサクの
大切さと役目がわかってくると思うのです。
自分の役割を知れば自ずと吹き方も変わってきます。音楽は芸術のひとつで
すから、技術だけでなくメンタル面(心構えや覚悟)もとても重要になってき
ます。
高校1年から始めたということはまだ5か月ということでしょうか?
先ほど「音色が薄い」と書きましたが、きっとその意味も抽象的すぎるので
補足説明しておきます。
「音色が薄い」の原因のひとつにはリード選びも関連してきます。一応私個
人の意見も記しておきますが過去の記事を必ず参考にしてください。
薄くなるのは基本的に金管楽器ならマウスピースの番号が大きい、木管楽器
ならリードの番号が小さい、というのがまず考えられます。
ですがyumeさんがもし経験5か月というのでしたら、今のところバンドレン
の青箱の3あたりが妥当です。2半を使っていましたら、3にしてみてくださ
い。また、今3を使っていて余裕があるようなら3半にしてみてください。
(もしかしたらまだきついかも知れないので自分に合ったリードを選んでく
ださい。もしくは3半か4を削って自分に合わせてみてもいいです)
リコのリードはバテやすいので、経済的に無理は言いませんがおすすめでき
ません。あくまで個人意見で、リコが使いやすいならリコを使用しても構い
ませんよ。
バリトンがバスクラの音を目指す必要はあるのでしょうか…。と思います
が…。
それも言い回しなら、「深い音を出せ」と示唆していると取ります。
深い音とは、リードが薄すぎず硬すぎず、横に広がるような音ではなく包容
力のある音、そして物理的に肝心なのが「のどを開ける」ことで出る音のこ
とです。
薄い音は「ペー」としていて、幼稚園児が一生懸命歌っているイメージだと
思ってみてください。深い音は「ポォー」としていて、1人でも広いホール
いっぱいに響き渡る音だと思ってください。
「のどを開ける」のは私の十八番なので直接お教えできたらいいんですが…
文字で伝えれるように頑張ってみます。
例えば、顎を引いて下を向くと声は出にくいですよね?でも、いい姿勢でま
っすぐすると声は出やすくなります。これを更に応用して、そこからもっと
のどを開きます。
合唱を専門にしている先生がいらっしゃいましたら聞いてみるのもいいでし
ょう。合唱では必須の奏法ですから、できないはずがないです。
具体的には文字通りのどを開くように意識することです。のどを開くと舌の
奥のほうが凹むように感じ取れると思います。それがのどを開いた状態で
す。
合奏中ずっとその状態で吹くことがバリサクだけでなく管楽器には必要で
す。(たまにのどが痛くなります。水分補給は欠かさずに)
ロングトーンですが、バリサクはとにかく低音中心のロングトーンが要で
す。低音のロングトーンがしっかりすれば高温はピッチを気にする程度で済
みます。…あくまで私見です←しつこい
何拍伸ばす、というルールをつくってメトロノームを使うロングトーンも必
要ですが、自分が伸ばせる限界まで伸ばし続けるロングトーンもやってみる
と、腹筋が鍛えられて、ゆくゆくは柔らかい音を出すことにつながるでのは
ないのでしょうか。
文字でお伝えするのには少し難しいところがあるのでわかりにくい説明で申
し訳ありません。
言われたことを素直に受け止め考えるyumeさんのその姿勢は素晴らしいと思
いますよ。頑張ってください。