>>
528 イタ車ですが、2ストシングルです。ってスクーターなんですけどね。
元ジレラなんですけどねー。
専門分野とはこれ失敬致しますが、カーボンナノチューブは、その、
チューブ構造の中に別の物質を含ませることができます。
そのため、水素を吸蔵するのに理想の物質たりえるのではないか?と
日夜研究されています。
実際、高圧水素ボンベ等を用いなくとも単位量あたりの水素保持量が
実用レベルで期待でき、さらに、カーボンナノチューブ内水素と電気
化学的に酸素と反応させることができるため、安全、かつ効率的に電
力を直接とりだすことが可能です。
現状でも、リチウム系の電池よりも10倍以上のエネルギー密度をも
つようなので、ノートパソコンの数日間の連続駆動なんてこともNEC
あたりでは視野にいれているようです。
水素燃料が次世代のクリーンエネルギーとして考えられていたのに、
結局、安全に大量に持ち運ぶ手段が現実的ではなかったわけですが、
(ニッケル水素電池なんかもありましたが、電池として利用すると、
大電流へは強いもののリチウム系に対し大きなアドバンテージを得る
こともできたのかできないのか....)
カーボンナノチューブのすぐれた水素吸蔵性が今注目されている訳です。
カーボンナノチューブの発見の立役者となったNECでは積極的に、
現状のカーボンナノチューブについてや、それらを利用した燃料電池の
資料だしているようですので、検索すると一発です。
また今回発見された、理科室でもできるカーボンナノチューブは、
筑波大が発表したもので、アニリンにスルホン化カンファーとアンモニ
ウム塩を加え混ぜるとポリアニリンナノチューブができ、
(ポリアニリン自体が導電性高分子化合物)これを、
約1000度の炉で蒸し焼きにするだけという画期的な物で、
時間も4〜5時間程度、コストは従来の100分の1から1000分の1
だそうです。
できるカーボンナノチューブは多層ナノチューブのようなのですが、
単層ナノチューブとどちらが優秀なのかは私には不明。
とはいえ、コスト1000分の1というだけで、車等への利用までとは
いかずとも、携帯端末などへの実用化に一気にはずみがつかない?ね?
という感じで期待しています。
(カーボンナノチューブ自体、素材としても魅力的で、アルミニウムの
半分の軽さながら、鋼鉄の20倍の強度とされるので、例えば車の車体
そのものをカーボンナノチューブでつくりつつ、燃料タンクにもなる
とかそんな応用も期待できたり。結晶方向の引っぱり強度はダイヤモンド
を超えるともいわれるので、うまく繊維としてあみこめば、とんでもな
い車体ができそうですね。ケブラーみたいな用途で防弾チョッキとかも
あり?)
(ついでですが、単層ナノチューブ内では、常温常圧下で氷ができる
とかで、おもしろい世界ですねー。)