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1456初めまして。私は現在51歳で、19歳の時、唾恐怖症になり、森田療法を
受けた事が有りましたが、全く効果は、ありませんでした。
※効果がなかったのは、ちゃんと理解をしていないからです。本当に理解を
すれば森田以外に治る方法が無いという事が解ります。
発病してから32年経ちましたが、症状は段々悪化して、もはや、単なる普
通の唾恐怖症ではなくなり、唾や食べ物を飲み込むと、人に咳をされ、咳を
される事が恐怖の対象になりました。今は心療内科でカウンセリング療法と
薬物療法を受けていますが、唾の悩み以外にも不眠症もあり、薬を飲む事に
よって、口内が乾くのが原因なのか、嚥下音は「ゴクッ」ではなく、言葉で
は言い難い音が出る様になりました。咳をされる事が怖くて外出できず、引
き篭もりになってしまいました。「唾を飲むと咳をされる」という事は有り
得ないとよく言われますが、唾を飲み込んだ直後に激しく咳をされると、偶
然の出来事とは、とても思えません。
※なるほどその通りです。あなたのイメージ(唾を飲むと咳をされるのイメ
ージ)つまり予期不安の事ですが、これが意識の根っこに刷り込まれている
からその通りに現実化しているだけです。イメージは良い事であれ悪い事で
あれあまりにも強く思い続けていると現実化します。偶然ではないでしょ
う。もし気になるなら、今度は逆の事をイメージしてみてください。
「睡眠剤を飲まないと眠れない」→「睡眠剤を飲むと口内が乾く」→「口内
が乾くと嚥下音が酷くなる」の悪循環です。この悪循環を断ち切る方法はな
いのでしょうか?
※まずは睡眠薬を止めて下さい。「睡眠剤を飲まないと眠れない」は完全な
思い込みです。何なら眠れるまで何日でも起きていて下さい。それで結果を
ご報告下さい。その後は19歳以前の平凡だった頃の自分に戻ろうという欲や
色気を捨てる事です。私達は一度とらわれてしまいました。とらわれた以
上、そこから脱出する事は容易ではありません。なぜなら条件反射として脳
にインプットされているからです。まずはとらわれて苦しい現実を認め、も
う不可抗力だ、何もなかった時代に戻る事はできないと観念する事です。つ
まり「諦め」にも似た心境です。そうして一旦受け入れてしまうと、心の中
に余裕ができます。治そうとしなくなるので、別の考えが出てくるのです。
つまり、症状はもうどうしようもないからこのままでやりたい事でもやって
いよう。それしか方法が無い・・・と。このように苦痛の中に入り込んでい
く事です。苦痛と共に生きる決意をするとでもいいましょうか。そして時事
物物 事に当たっていく事です。決して計らわず、その場その場で事に当た
って下さい。失敗したって苦しくたってそれはそれでOKですから。試した
り計らわないで一発勝負あるのみです。そのうちイメージや取越苦労より現
実の生活が大事だと解ってきますから。
また、私の父は16年前に他界し2人いた姉も結婚し現在は82歳になる母
と2人暮らしですが、母亡き後に、上の姉は、私を一生精神病院に入院させ
るつもりで、下の姉は、一生入院が嫌なら「働け」と言いますが、私個人と
しては働きたくても、今の病状では、とても働けないと思うし、この年齢で
は、雇ってくれる企業も無いと思うのです。現在こうした悩みを抱えていま
すが、何か良い方法は無いのでしょうか?中卒なので拙い文章になり、すみ
ません。
※自分で作り上げた取り越し苦労の夢の中にいるのですよ。あなたの中心軸
は完全にぶっ飛んで、全て外部にフォーカスされているのに気がついてます
か?まず、自分の本心をよく解ってあげ、あなたが何を思い何を感じている
のか。32年間どんなに苦しかったか。自分の意識に耳を傾ける事です。そう
して存分に癒し労って、自分の心を大切に。人はですね、基本的には自分の
事しか考えてないから大丈夫ですよ。皆自分の事で精一杯ですから。信じら
れないでしょうが、あなたの唾の音に反応してる程暇じゃありません。