二週間ぐらい前から、ベッドの上で右から左に寝返りをうったときに、なんとなく違和感があった。
めまいが起こりそうで、でもまだ大丈夫、そんな感じ（めまい度：1／10）。

今朝、来た。寝返りをうつと、若干気持ち悪い（めまい度：2／10）。
嫌な予感がしたのでしばらくベッドの上でじっとしていたが、そういうわけにもいかないので起き上がってベッドに座る（めまい度：3／10）。

やばい、まだ視界が回転するまでには至っていないが、じんわりと視界が動こうとしている様子がうかがえる。このままじっと座っていると気持ち悪くなって吐き気を催すことにる。

もう一度、ベッドに横になる。右向きよりも左向きに寝るといくぶん楽だ。

まちがいない、またしても「良性発作性頭位めまい症」が襲ってこようとしている。

　ちょうど１年前の6月12日、視界が超高速回転になるひどい目まい（めまい度：10／10）で、死を意識するほど症状が酷くなったため、時間外にもかかわらず病院に行ったが、ちょうど１年後にまたくるとは・・・。

梅雨入りによる気圧？気温？湿度？などの急激な変化の影響なのだろうか。まさか慢性化して毎年やって来るなんてことはないのだろうか。

もうあんな思いは二度としたくない。痛みには耐えられるが、頭を動かすたびに起こる高速回転の目まいと吐き気だけは耐えられない。めまいと一生付き合うのだけは避けたい。

　あんなめまいが起こる前に病院に行って目まいを抑える薬を処方してもらおうと、近所の耳鼻咽喉科のある病院を探した。今日病院に行こうと思っていたが、少し気分が悪いときに耳の穴に指を突っ込んで耳の中の気圧を操作してみたら、楽になった。

　今日は木曜日、放っておくとまた昨年と同じ時間外に救急病院行き（治療費:11600円）ということになってしまいそうな気もするが、この病気は「内耳の前提にある耳石がはがれ、三半規管に入り込んでしまったもの」で自然に回復することが多い病気なので、もう1日、気圧操作という方法を使って様子をみてみることにする。

　よくお笑い芸人が、立てたバットにおでこをつけてぐるぐる回って一時的にバランス感覚をおかしくして走るゲーム「ぐるぐるバッド」をして、ケタケタ笑いながら面白おかしく楽しんでいるのを見かける。目まいの恐怖を知った今では、あんなことは怖くてできない。