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834pp----ffのクレッシェンドが苦手ならば、まず各音量の
叩き分けがしっかりできているか確認してみてください。
練習その1
pだけのロール
fだけのロール
すべての音量コントロールの基本になる練習です
練習その2
pと
mpと
mfと
fの4段階のロール
練習その3
ppと
pと
mpと
mfと
fと
ffの5段階のロール
各練習はテンポ80で、4/4の4拍です。
練習その3がうまくできるようになったら、4拍を2拍に
縮めて練習してみて下さい。
その際、逆にffからppへの音量変化も練習します。
これが上手くできるようになったらテンポを120に上げて
やってみてください。
さらに各音量を1拍ごとに切り替えてみます。
もっとすすめて8分音符ごとに音量を上げ下げします。
・・・ここまでくると、音量の切れ目はなくなってきます。
クレッシェンドは自分の勝手な感覚や振り上げの高さ、
雰囲気でやるのではなく、各音量をしっかり叩き分ける
技術が基本にあり、それをスムーズにつなげる技術が
必要です。
ただしティンパニの場合、ピッチや大きさ(ヘッドの張り)
によっても異なりますが、一般に音量が上がるほど打数を
多くする方が自然に聞こえます。すなわち同じ4拍でも
ppとffの打数が違うと言うことです。
その音量で、ティンパニのカマの鳴りがつながるような
打数を研究しながら練習してみて下さい。
ティンパニを打つ姿勢も、練習台で基礎練習をやる姿勢も
基本は同じです。いくら見た目よくしても、演奏がよくなければ
格好をつけても良い成績は得られません。
「前のめり」にする理由や意味、目的はなんでしょうか。
それを知らずに、ただカッコだけマネしてもすぐ見抜かれますよ。
審査員を甘く見すぎです。