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128今のなっぴさん、こう思っていませんか?
死ねと言われたことがわすれられない。また言われるのではないかしら?何
をしてもイヤなことばかり思いだされてこわい。忘れなさいと言われても、
かんたんに忘れられない。気分がふさいで新しいことに挑戦する気になれな
い。学校に行きたくない。まわりの人にわかってもらえない。私ってダメな
人間だわ…って
悪いのは、なっぴさんの性格のせいではないですよ。安心してください
なっぴさんの心(脳)は、いま、身体の急な成長で心(脳)のバランスがくずれ
てしまっています。
そろそろ生理も始まるころですよね。
大人の言葉で言う、ホルモンバランスの影響からくる精神不安だと思いま
す。むずかしいかしら?
心(脳)が疲れてしまって、受けてしまった心の傷を、治す力が弱っているの
です。
頭が良く、深く考えるやさしい心を持つひとは、特にこの症状は強く出ま
す。
でもなんとかしたいですよね。
苦しいことがあっても、はね返すことができるように、心(脳)の元気をとり
もどさなくてはなりません。
いろいろ考えることは、ますます心(脳)がつかれてしまって、逆こうかにな
ります。
ほんとうは、あまり頭を使わずに、ダンスやスポーツなどの運動をして、身
体をつかれさせたほうが、セロトニンという、脳を元気にするホルモンがお
おくなって、心(脳)に元気がもどります。
やっぱりむずかしいかな?
スポーツが好きな人って、みんな元気でしょ?
また、趣味に打ち込むことも、よいと思います。
もしスポーツがにがてで、趣味も思い当たらないなら、だまされたと思って
やってみてください。
それが、ノートに書くことなのです。
これは、自分にとって、何がいやで、何がつらいのか、気持ちを整理するた
めのものです。
この時に、ひどい言葉やきたない言葉をならべてしまうと、あなたを傷つけ
た無神経な人達と同じになってしまうので気をつけます。
いろいろ書いているうちに、つらさや悲しみが込み上げてきます。涙があふ
れてきますね。思い切って泣いて下さい。
泣いて泣いて涙がかれるまで泣きます。時計を見て30分しか泣けなかった
ら、まだ足りません。無理をしてでも最低1時間は泣いて下さい。
泣くことは最高のストレス発散の手段です。人間はつらい時に泣くようにで
きています。
泣き終えたら、そのページは、びりっとやぶいて捨てちゃいます。
ここまでで、心(脳)は、だいぶ楽になりました。
今度は、疲れた心(脳)に元気を与える準備をします。
何か甘い食べ物を口に入れます。ぺろぺろキャンディなんかいいですね。
糖分は脳の栄養になります。しかも早く効きますから…
いよいよ、楽しいこと、うれしいこと、ゆかいなことを考える番です。
でも、そうかんたんではないでしょうから、秘さくをしょうかいしましょ
う。
必要なかったらしなくて良いのですが、効き目がありますので…
鏡と水性ペンの赤(マーカー)と黒を用意します。油性だと、あとでこまるこ
とになります。
それでは始めます。
鏡で自分の顔を見てみます。
泣いていたので、目がはれて、あまりいい顔はしてませんね。
でわ、ちょっと勇気を出して
赤のマーカーで、まず、自分のほっぺを丸く塗ってみます。
次に黒のペンで、鼻の下にひげを書いちゃいましょう。
ふざけるなって?
でも、鏡をよくみて下さい。
いつもの自分とちがうあなたがいるはずです。
あなたは、いつも、いい子でいなくてよいのです。
少しくらい、いたずらで、悪い子でもよいのです。
キャンディをなめながら、たのしいことをノートに書いてみます。
きっと、前よりかんたんに、おもしろいことが、うかぶと思います。
こうやって、心(脳)がつかれたら発散して休み、気分を変える練習をすれ
ば、元気になっていきます。