特にご主人についてわからないのでお二人の関係をどうすればよいか
についてはわかりません。ただ、今あなたが困っている・苦しんでいる
という点についてはコメント出来る部分もあるので、その点について
のみお答えします。
まず、あなたは我侭で甘い人です。
苦しから脱せないのはそれが原因です。
・・・「ひどい事をいう」と思われるかもしれませんが、
きちんと説明しますので冷静に読んでくださいね。
甘言にー喜一憂していても、あるいはその甘言によって一時的に気持
が穏やかになっても、根本の問題をクリアしない限り、あまりよい
解決方法を見出せなかったり、また同じような苦しみに陥ってしまう
可能性がありますよ。
ご自身でも嫉妬深いと仰っていますが(それが本当にそうかどうかは
ともかく)あなたは「こうあって欲しい」という理想を頑固に持ち
続けていらっしゃる方だと推察します。文字の通り「我侭」な部分が
あるということです。その場合、現実と理想のギャップに腹立たしい
思いをする事になります。これまでもその理想と現実とのギャップに
イライラなさる事も多かったのではないですか?
そして今まさに、現実とギャップに大いに苦しんでいらっしゃいます。
今のままでは苦しみが続くばかりです。なによりも現実を見つめる
方向に頭を切り替える事をお勧めします。これは少しずつで結構です。
「変わる」方向に頭を向ける事がなにより大事なのです。
「こういう状況であって欲しい」と考える事は誰にもあることで、
自然な事です。しかしあなたは少しばかりその点が強いのではないかと
思われます。残念ながら、現実がどうなっているかを冷静に見つめ
られるようにならない限り、苦しみから抜け出す事は困難なのです。
じゃぁどうすればよいかですが、人によってアドバイスが異なってき
ます。
或る人にはただただ「苦しんでいる事を説明してください」と言う
でしょう。なにも聞き返しません。こちらはうなずくだけです。
ただただしゃべってもらうのです。
これは「empty chair tailking」とも呼びますが所謂独り言で、
当人は経緯やそれに対する自分の思いを言葉にすることで
少しずつ冷静な頭に戻る事があります。そうしたケースの多くは、
あるかどうかわからない勝手に作り上げた『想像』に苦しんでいる
事です。人は悩みや苦境に立たされると、情報が足りない部分を
自分の想像で補い、その想像によって苦しむものです。
それはごくごく自然な人間の心理反応なので気にしなくてよいです。
そうした苦しみが大変なのも万人同様なのです。しかし、できるだけ
早くその「想像」に気づき、それを紐解く事が肝要です。もちろん、
いつかはそれを紐解く事は可能でしょう。しかしそうした気持の処理
が遅いと長く苦しんでしまい、それはとてもとても辛く、他人の
理解も十分には得にくいこともあります。
・・・これは一つの例です。あなたにこうしたアプローチが適切か
どうかはわかりません。
しかし、あなたもご主人に対して色んな想像をし、それによって
苦しんでいらっしゃるのではありませんか?
情報が足りない部分を補う為には、ご主人と話し合って情報を得る
しかありません。しかし今のあなたにはそうした気力や冷静さが
ない可能性もあります。その場合には無理はなさらない方がよいと
思われます。なぜなら有益な情報を得られずに余計な諍いとさらに
悪い想像を積み重ねてしまうからです。
今はまず、ご自身の悩んでいる点についてご自身で整理してみる
事です。整理する事ができるのはあなたしかいません。しかし
必ずできるのです。整理する方法は先にも触れましたが色々です。
人に話す、独り言を言う、日記をつける、趣味など、全く別な事に
熱中できる瞬間を作る。
これは極論ですが、好きな異性ができると状況も変わってきます。
おすすめはしませんが、縛られる必要もないと思います。
カウンセリングの治療の過程でカウンセラーに好意を寄せる事は
よくある事で、それは治療にとって効果的な状況ですから敢えて
止める事はしません。もちろん、カウンセラーは皆プロですから
心に問題が残るようなやり取りになることはありません。
…話を戻します。
そうして、今苦しんでいる部分のどこが問題で、どこは問題では
無いのか、あるいは、問題かどうかはこれから調べないとわから
ないことなのか…といった事が徐々に整理できてきます。
そうなればしめたものです。あなたの苦しみも今とは違うものに
なっているでしょう。
もちろん、苦しみが減るのか、また別な苦しみに変わるのかは
わかりません。しかし、今と同じということは決してありません。
何かが必ず変わるのです。そしてそのときにはあなた自身が変
わっています。ぐっと成長なさるという事です。苦しみに対する
接し方も今とは違うのです。
これは蛇足ですが、そうした苦しみを経験なさったという事で、
そうした立場の方の気持がわかるようになるというのは本当に
財産だと私は考えます。
…また脱線しました、戻します。
そうしてくると、やっと「自分がいまどうしたいか」がわかる、
ないしは考えようとします。これが重要です。
「どうあって欲しいか」と「どうしたい」には雲泥の差があります。
ご主人と話し合いの接点はいずれは持たなくてはなりません。
なぜならご主人がどういうつもりで「離婚」という言葉を持ち出
しているのかを知らなくてはなりませんから。しかしあなた自身が
「どうあって欲しいか」でなくて「どうしたいか」を考えられる
ようにさえなれば、あなたはあなたにとって一番よい方法を選ぶ
事が出来るはずです。本当に「愛情がないのか」についても
その時点では違う解釈になっているかもしれません。
今あなたはご主人との関係のみならず、ご自身の苦しみとも戦って
いらっしゃると推察します。でも、状況は思うようにかわるものでは
ありません。よくなるかもしれないし、悪くなるかもしれません。
それはわからないのです。問題を解決するには、状況を松よりも、
あなたが変わって、まずは「苦しんでいる」部分を排除するより他
ないのです。